ここ最近のニュースを見ていると、ホントに胸が痛むんです。実の子に対する虐待とか、
子供が親を刺したとか、信じられないくらい犯罪が低年齢化してる。そんなニュースを見るたび、
人間ってそんな生き物だったっけ?家族の絆って、いったいどうなってしまったんだろう?って思います。

私らが子供だった頃、親子も、家族も、友達だって、もっとしっかりとした共同体だったというか。
つながりが強くて、一緒の時間を過ごして当然な存在だったはず。
それが今や親子がまったく顔を合わせないどころか、食事すら一緒に食べることのない社会っていうのはやっぱりどこかがおかしくなってしまうんですよね。
人間は同じ時間を過ごす人ほど強い愛着を持つって言うから、それが家族ならなおさら大事なことなんじゃないかな。

だから、少しでも親子で一緒の時間を過ごしてもらいたくて「親と子の日曜大工」を始めてみようと。
木っていうのはこんな木片になっても生きているから、
人の手と手を通して心を伝えてくれる物になるんじゃないかな。
親子で積み木遊びをしたり、犬小屋を作ってみたり、休みの日だけでもいいから、木を通して一組でも多くの親子が昔のように絆を取り戻してくれたらと思います。

ウチはせっかく木工やってるんだから、そういったことで社会に対して少しでも貢献したくて。
そしてゆくゆくはこうした“木”を使った社会活動を広げていければなあと思っています。それが「三島木工」のブランドとして世の中に浸透していけば、ちょっとだけ今の状況を変える事ができるんじゃないか、と思ってます。
事前に連絡さえもらえれば、木片はいくらでもあるから。親子で一緒に手作りおもちゃ、ぜひ作ってみてください。

木材を切ったときに出る切れ端。形・大きさはみんなバラバラだが、組み合わせによって無限の可能性を秘めている。